本当に「一時的なインフレ?」アメリカ長期国債の利回りが上昇してきた
本当に「一時的なインフレ?」アメリカ長期国債の利回りが上昇してきた
FRBは繰り返し「一時的なインフレ」という発表をずっとしてるんだけど、この頃エネルギー価格の上昇が激しく、ETFのXLEの価格もけっこうな上げになってる。
こういうのも影響してしばらく落ち着いていたアメリカ長期国債の利回りが上昇し始めてきた。
米国債券市場の概況と株式市場との関連に触れながら、GAFAMなどのハイテク株が下落した理由や実際の値動きについてみていきます。
トピックスは以下のとおり
- 債券市場の仕組み
- 債券市場と株式市場との関連
- 今回の米債利回りの上昇について
- 金利上昇とハイテク株の関連について
- ハイテク株の値動きについて
【まとめ】は下記
今回は債券市場と株式市場の関係性から、今回の米債利回りの上昇を受けてハイテク株が下落した仕組みを解説しました。テーパリングによって金利が上昇し、それによって株価が相対的に割高となり売られるのです。
今回景気への前向きな予測が利上げを後押ししたことよって、ハイテク株の相対的な魅力が低下し、さらに年内のテーパリング開始が過剰流動性相場を転換させたこともGAFAMや半導体関連業界といったハイテク株の大幅な下落につながりました。現在投資家にとってはかなりリスク要因が山積している状態といえるのでリスクに対して慎重に行動した方がよさそうです。
いちおう自分は株式&長期国債を50/50の配分のポートフォリオだが、アメリカ長期国債ETFのTLTのチャートはこんな感じになってる。
ただし、株式と組み合わせた場合の結果は下のチャートとは少し違う結果になってくる。
- 2年
- 5年
- MAX
長期国債だけでなく株式市場も含めてマーケット的にはまだ不安定な動きが継続すると思う。