今月いっぱいぐらいまでは下落が続きそうな今年の「Sell in May」
今月いっぱいぐらいまでは下落が続きそうな今年の「Sell in May」
昨日のアメリカ労働省が12日発表した4月の消費者物価指数(CPI)が季節調整済みで前年同月比4.2%の大幅上昇で、2008年9月以来、約12年半ぶりの伸びを記録。
これが引き金でさらなるインフレ懸念により、昨日のアメリカ株式指数はいずれも結構な下げ。
ロイターより
焦点:予想以上に上昇した米CPI、FRBの方針転換を占えるか
記事のポイント
<問題はインフレの持続性>
投資家の疑問は今、超低金利がどれだけ長く続くかに集まっている。1つの統計だけでFRBが姿勢を変えることはないと指摘。姿勢変更にはもっとデータが必要になるとし、特にインフレ上昇とコスト上昇が持続していることを示す統計が必要とみる。
自分が下記の記事をアップしたのが4/13だったから、ちょうど1ヵ月前だったのか。
インフレ懸念でやはりナスダック指数の下げがキツそう。
割高なハイテク株の行方、ウォール街が試算で探る-結果は厳しい内容
記事より引用
高いバリュエーションが過去の平均に後退した場合にどうなるか検証
ナスダック100指数の3週間にわたる下げは弱まる気配示していない
「FEDモデル」とも呼ばれる評価方法に基づけば、S&P500種の益回りと米10年債利回りの差は約1.7ポイントと、ほぼ10年以来の低水準。このところ1.7%付近で推移している10年債利回りが2%に上昇した場合、他の条件が等しければ、均衡維持にはS&P500種は8%下落する必要がある。
社債ETFにも影響が
クレジット市場にもインフレ懸念、最大ETFの空売り比率が過去最高
記事より
投資適格社債ETF「LQD」の空売り比率は21.5%
LQD、今年これまでに113億ドルが流出-年初来で6%下落
記事より
株式相場下落は「まだ全て現れた状態ではなく、株価はさらに下げると見受けられる。モメンタムは既に下振れだ
上記のオプションに関する記事にもあるように、今月いっぱいぐらいまではキツイ下げが続きそうな感じ。それぞれの指数の下値の目安は先日の記事になりそうな感じだけど、今のところはだが。