長期投資に少しだけ利回りアップを狙う「Sell in May」の利用方法
長期投資に少しだけ利回りアップを狙う「Sell in May」の利用方法
そもそも「Sell in May」の格言全文は、
「Sell in May, and go away. Don’t come back until St Leger day.」
【 5月に株を売って市場から去れ、そしてセントレジャーデー(9月の第2土曜日)まで戻ってくるな】
意味は、5月を高値に9月まで下落する傾向にあるため株を売り、逆に9月以降は上昇する傾向にあるため戻ってこい、ということ。
これを利用して少しだけ利回りアップをする方法。
モトリーフールより。
記事のポイントは下記。
上はセルインメイの実際の騰落率。
過去10年において、セルインメイが正しく機能しているのは3年間だけでこのアノマリーを信じた場合、大きな機会損失になってしまう
データ的には、5-9月と10-4月の間に負の相関はあるが、単なる傾向にすぎず、アノマリーに頼った投資活動はやめておいたほうがいい。
【まとめ】
そもそも、長期的な投資においてセルインメイは気にする必要無し。
なぜなら、株式市場はトータルでは上昇し続けており、5年、10年というスパンで投資を行っている場合、保有し続けていることで十分に利益を出せる。
あえて利用するなら、リバランスやポジション追加だけで十分。
結局、【まとめ】は身も蓋もないけど、これが真実。
ここから、「Sell in May」に限らず、シーズン的には秋は下落が起きがちだが、取るスタンスはいつも通りと同じで、【リバランス】か【ポジションの小幅調整】程度で十分、ということ。
自分の場合は、オプションスプレッドによる調整でオプションプレミアムの追加くらい。スプレッドをレシオにしたり変形レシオにするとか、カレンダーにするといった具合。
やはり、原資産はずーっと保有してるのが基本で、せいぜいオプションプレミアムを取りに行くぐらいが気楽な方法。
DRIPでほっといても追加投資で原資産は増えてくわけだし。