日銀頼みの日本株式市場はずっとこのままかも。
日銀頼みの日本株式市場はずっとこのままかも。
日経より。
まず日本市場の現状
日銀は上場投資信託(ETF)を年間5~10兆円購入しており、その残高は時価で50兆円近いと推測される。これは、東証1部の時価総額全体の7%に相当し、日銀は最大の日本株保有者である。これほどまでに巨額の株式を取得する中央銀行は、世界でも日銀だけである。
3月19日に、日銀は政策点検を公表し、年間6兆円の購入額の目安は削除したが、年12兆円を上限とするETF購入の方針に大きな変化がない。
ただし今回の政策変更で、TOPIX連動のETFのみを購入することになった。
株価下落時に日銀が買い支えてくれることは、市場に大きな安心感を与えている。過去10年間、TOPIXの年平均上昇率は7.6%と、米国株(S&P500種株価指数)の13.2%を大きく下回る(2月末時点)。日銀が相場を買い支えていなければ、日本株の上昇率はもっと低かっただろう。
日経平均30,000円やTOPIX 2000ポイントって言っても、日銀が買い支えていてこの上昇率だから「日銀買い」がなかったらもっとショボいパフォーマンスになったのは想像に難くない。
肝心の「出口戦略」については、
筆者は、当面は日銀が出口に向かうことはなく、購入額を減らすことはあっても長期にわたってETFを買い続けると考えている。
えええ〜って感じだけど、十分ありえそうな話なのが怖い。
今までの何でもない平時にも市場介入してたのが問題なんだよな。
ちょっとした下落でも機械的に購入していたから。
なお、上記記事内では、日銀の出口戦略の実現は困難な理由を3点挙げている。
株価が上昇し、目的を達成した今こそ、日銀の政策が正常化に向かうことを期待したい。ただし、筆者の期待は実現しないとみる。
同意。
ある意味こういう時でも「変化を嫌う国民性」だから。
いつまでも日銀砲の麻薬中毒状態が続くのか??
コロナショックは超短期に回復したけど、今後長期にわたるダラダラ下落になったらどうなるか。