書評「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」- The Simple Path to Wealth



 書評「父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え」
         〜The Simple Path to Wealth〜



人気があるようで、図書館予約がようやく回ってきた本書。
とりあえず読んだ感想。


ちなみに、下のリンクはアフィリエイトではない。

父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え-ジェイエル・コリンズ/dp/4478108196




   結論 :   投資を実践していない者、または投資初心者は読むと良い本。
       また、引退生活が視野に入っている者も読むと良い本。
       紹介されているのは、アメリカのバンガードのファンドなので、
       該当する日本で販売されているファンド、ETFを買えば良い。




本書からいくつか引用。

  1. 収入の範囲で消費。借金はしない。
  2.  投資アドバイザーは近づけない。 
  3. どんな決断でも、経済的インパクトを考える。
  4.  投資額の4%で1年を暮らせば、経済的に自立できる。

 (本書P17〜20より引用)

  • 1〜3は投資家としては当たり前の態度で身につけなければいけないこと。あとは、「Twitterや素人投資家ブログの内容を真に受けるな」が入る。このブログも同様。
  • 4は、それ以外で暮らせば、もっと長期間資産が持ちます。あとで記載するが、筆者は、引退後は3%を推奨。



推奨するポートフォリオと金融商品も非常にシンプルでわかりやすい説明。

  • 資産を維持するポートフォリオ          株式75% 債券25% 現金5%

(本書P157より引用)


ただし自分から見ると、けっこう攻撃的なポートフォリオだと思う。



また、本書で一番同意したのは、「ドルコスト平均法」に関する説明だ。

まとまった資金があるなら、一括投資すべきで、ドルコスト平均法投資は してはいけないと批判している。 月々の収入は、もちろんドルコスト平均法で投資すべしと言っている。


少し長いが本書から引用。


  • ドルコスト平均法を採用したあなたは、市場が下落し痛みを軽減してくれるほうに賭けています。どの1年間を見ても、あなたの思ったとおりになる確率は23%以下です。
  • 77%強の確率で市場は上昇します。その場合、ドルコスト平均法では、得られる利益が減少します。分割投資のたびに、より多くのコストを支払うことになります。

  • ドルコスト平均法で投資することは、1度に投資するには市場の水準が高すぎると考えているのと同じです。つまり、市場のタイミングをうまく捉えたいという曖昧な世界に足を踏み入れているのです。それでは、結局負けてしまいます。
  • ドルコスト平均法で投資すると、資産配分が乱されます。最初のうちは、あなたの手元に投資されるのを待っている資金がたっぷりあります。それが望み通りの資産配分ならかまいませんが、そうでないとすると、ドルコスト平均法で投資方針が大きく変わっていることを理解しなくてはなりません。
  • ドルコスト平均法では、それを利用する期間を設定する必要があります。市場は長期的に見ると上昇傾向にあるので、1年を超える長い期間を選択すると、投資コストがどんどん上がるリスクを負うことになります。選んだ期間が短い場合は、そもそもドルコスト平均法を使う意味がありません。
  • そして最後に、設定した期間が終了し、投資すべき資金を投入してしまうと、結局、その次の日に市場が下落するリスクを負うことになります。


(本書P239~240より引用)


上記はすべて同意。

上昇が続く確率は、アメリカ株に限定せずとも、世界株式全体でも同様に「長期」では、続くと思われるので、まとまった資金がある場合は、一括投資をして、毎月の定期入金分はドルコスト平均法で投資するのが、合理的。



リタイア後のポイントも説明している。

  • 引き出し率3%以下だと、まず失敗する事はありません。

(本書P 260より引用)


一般的には4%ルールがよく知られているが、
それを下回る率なら、さらに資産が枯渇する確率も減少する。


その他のポイントも参考になるので、興味がある場合は本書を参照。



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父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え-ジェイエル・コリンズ/dp/4478108196